Linuxのchownコマンドの使い方をいつも忘れてしまうのでメモします。
FTPでファイルやディレクトリを変更しようとした時に、所有者や所有グループが違うため編集できないことがあります。
その場合はLinuxのchownコマンドで所有者や所有グループを変更することで編集可能になります。(編集できない理由が所有権の場合)
chownコマンドを使用した時の方法を下記に記載します。
■ chownコマンド
ファイルやディレクトリの所有者、所属グループを変更します。
所有者の指定はユーザ名、グループ名またはユーザーID、グループIDで指定できます。
所有者を変更できるユーザは、スーパーユーザかそのファイルの所有者に限られます。
chown [オプション] [ユーザ]:[グループ] [ファイルやディレクトリ]
ディレクトリ以下全てのファイル、ディレクトリの所有者や所有グループを変更する際はオプションで「-R」を指定します。
chown -R [ユーザ]:[グループ] [ファイルやディレクトリ]
chownコマンドのオプションは他にも下記のものがあります。
-c:所有者が変更されたファイルのみ詳細に表示します。 -f:所有者を変更できない場合、エラーメッセージを表示しません。 -v:所有者の変更を詳細に表示します。 -R:ディレクトリとディレクトリ以下のファイルを再帰的に変更します。
■ 使用方法
hoge.txtの所有者をhogeユーザに変更する場合
chown hoge:hoge hoge.txt
hogeディレクトリの所有者をユーザID「501」のユーザに変更する場合
chown 501:501 hoge/
またhogeディレクトリ以下全てのファイル、ディレクトリの所有者を変更する場合
chown -R 501:501 hoge/