Linux:DNS設定でサブドメインをワイルドカードで指定

一つのドメインに対して複数のサブドメインを設定したい場合があります。
DNSの設定で「*(アスタリスク)」を使用すればワイルドカードで指定することが可能です。

サブドメインを設定する際に毎回ゾーンファイルを変更しなくてOKなので、頻繁にサブドメインを設定する場合はワイルドカードを使用した方が楽に設定できると思います。

下記にDNSの設定でゾーンファイルサブドメインの指定をワイルドカードを使用した時の記述方法をメモします。


サブドメインをワイルドカードで指定する

$TTL    86400
@       IN      SOA     ns1.hoge.com.  root.hoge.com.(
2012101001 ; Serial
28800      ; Refresh
14400      ; Retry
3600000    ; Expire
86400 )    ; Minimum
        IN NS   ns1.hoge.com.
        IN NS   ns2.hoge.com.
        IN MX 10 hoge.com.
@       IN A    xxx.xxx.xxx.xxx
www     IN A    xxx.xxx.xxx.xxx
ns1     IN A    xxx.xxx.xxx.xxx
ns2     IN A    xxx.xxx.xxx.xxx
*       IN A    xxx.xxx.xxx.xxx

最後の行で*で指定しています。

*       IN A    xxx.xxx.xxx.xxx

ワイルドカードで指定した場合、指定がない全てのサブドメインはIPアドレスで指定したサーバにつながります。
別のサーバにつなげる場合は個別に設定する必要があります。

test    IN A    aaa.aaa.aaa.aaa
blog    IN A    yyy.yyy.yyy.yyy
*       IN A    xxx.xxx.xxx.xxx

「test.hoge.com」「blog.hoge.com」はそれぞれ別のサーバにつないで、それ以外はワイルドカードで指定したサーバに接続します。